ARCとeARC、そもそも何?
ARC(エーアールシー)とは、
Audio Return Channel(オーディオリターンチャンネル)の略です。
簡単に言うと、
「HDMIケーブル一本だけで、テレビの音をスピーカーやサウンドバーに送れる便利な仕組み」
です!
これまでは、
- HDMIケーブルで映像をテレビに送って
- 別で光デジタルケーブルを使って音をスピーカーに送って
……と配線が二重になっていましたが、
ARC対応機器同士なら、HDMI一本だけで映像も音も行ったり来たりできる!
というわけです。
eARCとは?
eARC(イーアールシー)は、ARCをさらにパワーアップしたものです。
enhanced Audio Return Channel(拡張オーディオリターンチャンネル)の略で、特にこんな点が進化しています。
比較項目 | ARC | eARC |
---|---|---|
転送できる音質 | 圧縮された5.1ch音声まで | 非圧縮の7.1ch、Dolby Atmosなど |
安定性 | 機器によってバラつきあり | きちんと規格化され安定転送可能 |
必要なHDMI規格 | HDMI1.4以上 | HDMI2.1推奨(2.0一部対応あり) |
つまり、
eARCなら、映画館並みの高音質(Dolby Atmosなど)をそのまま家庭用スピーカーに出せる!ということです!
【図解】ARC / eARCの接続イメージ
📺 テレビ
↓(HDMIケーブル1本で接続)
🔊 サウンドバーやAVアンプ
- HDMIポートに「ARC」または「eARC」と書かれているところ同士を接続
- ほとんどの場合、「テレビの設定メニュー」でARC機能をオンにする必要あり
- サウンドバー側も、ARC/eARC対応ポートを使う
【よくある間違い・注意点】
❌ 「ただHDMIでつなげばARCが使える」と思って失敗するパターンが多いです!
✅ 正しく使うためのポイント:
チェック項目 | 説明 |
---|---|
テレビ側のHDMI端子が「ARC」または「eARC」に対応しているか? | (普通のHDMI端子ではダメ) |
サウンドバーやAVアンプも「ARC/eARC対応」か? | (古い機種は非対応なことも) |
HDMIケーブルが「High Speed HDMI」以上か?(特にeARCなら「Ultra High Speed HDMI」が推奨) | (古いケーブルでは音が途切れることも) |
テレビの設定メニューで「HDMI-CEC」や「ARC機能」がオンになっているか? | (オフだと音が出ない) |
【まとめ】
- ARC=HDMI1本でテレビの音をスピーカーに送れる!(5.1ch対応)
- eARC=さらに高音質、Dolby Atmosも対応!(映画館レベル)
- 正しい端子・正しいケーブル・正しい設定が必要!
【DAIAD】eARC対応製品はこちら!
高音質・高画質を最大限に楽しむなら、信頼できる機器選びが大切です。
弊社では、以下のeARC対応製品を取り扱っています。
- DHD-MTX42-8K-eARC
(複数機器を自在に切替・同時出力) - DHD-STS41-eARC-8K
(シンプルな配線で高音質伝送) - DHD-eARC-AD8K
(古いオーディオ機器も対応可能に)
各製品ページでは、さらに詳しい仕様や接続例もご紹介しています!ぜひご覧ください。